オーストラリアへの子連れ移住を考え、
最終的に学生VISAを選びました。
よく聞かれるのが、
「学生VISAって厳しくない?」という質問です。
ただ、実際に動いてみて感じたのは、
VISAを取ること自体が大変だった、というよりも、 学生VISA前提で生活を組み立てることの重さ
でした。
この記事では、
学生VISAを選んだからこそ見えてきた、
生活面・お金・時間感覚の現実について書きます。
学生VISAは「取れない」わけではない
誤解されがちですが、
学生VISAは「取れないVISA」ではありません。
必要な書類を揃え、
学校からCoE(入学許可)をもらい、
手続きを進めれば、
制度としてはちゃんと機能します。
少なくとも我が家にとって、
「VISAが下りるかどうか」そのものが
一番の不安だったわけではありませんでした。
生活は、最初から「学生前提」になる
学生VISAを選んだ瞬間から、
生活の前提が決まります。
- 親は原則フルタイムで働けない
- 収入の柱は基本的に日本側
- 生活は「学業優先」で組み立てる必要がある
これは、
頭では理解していたつもりでしたが、
実際に準備を進める中で、
じわじわと重さを感じる部分でした。
学費は払える。でも、それで終わりじゃない
よく話題になる学費についても触れておきます。
確かに、
オーストラリアの学費は安くはありません。
我が家も、
子供2人分でそれなりの金額を支払いました。
ただ、
「学費を先に払うこと」自体が
一番厳しかったかというと、正直そうではありません。
問題は、
学費を払ったあとに始まる生活全体でした。
- 家賃
- 生活費
- 医療費
- 為替の影響
これらがすべて、
「学生VISA前提」で積み重なっていく感覚です。
働けない前提で生活を組むということ
学生VISAでは、
親が自由に働けるわけではありません。
つまり、
「収入を増やして調整する」
という選択肢が取りづらい。
これは、
日本での生活とは
感覚がかなり違いました。
出ていくお金は増えるのに、
入ってくるお金は増やしにくい。
このバランスの悪さが、
生活面で一番プレッシャーだったかもしれません。
時間にも、余裕があるようでない
学生VISAというと、
「時間に余裕がある生活」
をイメージする人もいるかもしれません。
でも実際には、
- 学校の予定が最優先
- 子供のケアが中心
- 手続きや生活立ち上げに時間を取られる
気づけば、
「余裕があるはずなのに、ずっと何かに追われている」
という感覚になります。
それでも学生VISAを選んだ理由
ここまで書くと、
学生VISAは大変そうに見えるかもしれません。
それでも我が家にとって、
学生VISAは
現実的に成立する唯一の選択肢でした。
- 子供が学校に通える
- 親も一緒に滞在できる
- 制度として明確
「楽だから」ではなく、
「生活として成立させるため」
の選択です。
学生VISAは「覚悟のVISA」
学生VISAは、
夢や勢いだけで選ぶと、
あとからしんどくなります。
でも、
生活面まで含めて覚悟した上で選ぶなら、
ちゃんと意味のあるVISAだとも感じています。
取ることよりも、
そのあとをどう生きるか。
学生VISAを選ぶということは、
その覚悟を引き受けることなのだと思います。
関連記事
学生VISAを選ぶまでの判断については、
こちらの記事で詳しく整理しています。
→ 学生VISAしか選べなかった理由
また、実際のVISA申請では、
想定外の手続きにかなり時間を取られました。
→ VISA申請で一番しんどかったのは「手続きそのもの」だった
—
この記事を書いた人:父